近年、水引の認知度が急激に上がり、水引といえばご祝儀袋という常識からアクセサリーや日常使いの小物たちまで、たくさんの種類のアイテムが水引を使って作られてきています。
着付けやふる抹茶うで活躍の[和ごころ本舗]さまの看板の制作依頼を受け、淡い色合いがオシャレな淡路結びを敷き詰め完成しました
まず最初に大切なのがお客様のご依頼内容を丁寧に伺い、どんな想いを組み込みたいのか。その想いをどんな風に表現するのかを会話をしながらヒアリングしました。
今回のご依頼内容
- 埼玉県を拠点にフリーランスで活動する和ごころ本舗さまの看板制作
- 淡い色で優しく、和ごころをイメージできるつくり
- ぜひ、水引抱き淡路結びでの制作希望
連続した抱きあわじ結びを1枚のプレートのように作り、その上にロゴ印刷を貼り付け、ボックスフレームを制作することになりました。
今回の水引看板(フレーム)制作の特徴と注意点
ボックスサイズ・水引の色・種類・配列を決める
ボックスフレームといっても種類も豊富です。
サイズ、ボックスの色、正方形なのか長方形なのか。
水引の色や種類もたくさんあるんです。
絹巻水引・花水引・プラチナ水引・羽衣水引・特光水引などそれぞれカラーバリエーションに富んでいます。
今回は、花水引:翡翠・絹巻水引:ベージュ・プラチナ水引:パールを使って作ることになりました。
この3色で作ることで、優しさと穏やかさ、そして上品なイメージになります。
結び方を決める
ボックスサイズ・水引の色・種類・配列が決まったら、次はどんな結びを組んでいくのか。
今回は抱き淡路結びでの制作をご希望されていたので、配列を意識しながら制作を進めました。
普通のあわじ結びを作るときは3本だけで作りますが、抱きあわじ結びを作るとき、3本×3本であわじ結びを作ります。
抱きあわじ結びを何個も作ておき、1個目の抱きあわじ結びと2個目の抱きあわじ結びでさらに抱きあわじ結びを作り(A)、2個目と3個目で抱きあわじ結びを作り(B)…
AとBで抱きあわじ結びを作り…を、繰り返していくと写真のようにすべてがつながったあわじ結びが出来上がります。
素敵なご縁が続きますように…
そんな願いを込めて。
水引を最大限に活用!カットした端の水引を使ってモチーフ作成
右から縦の段数を増やしていくように抱きあわじ結びを作っていくと、水引の余りがたくさん出てきます。
長いもの、短いもの。
すべてをできる限り使って梅結び・かごめ結び・玉結び・相生結び・リボンなどを作り、看板のアクセントにお好きなモチーフを使っていただくことにしました。
完成画像
優しく穏やかで、でも繊細な美しさのある和ごころ本舗さまの看板が出来上がりました。
近くで見るまでは水引で背景が作られていることに気が付かないかもしれませんが、近くで見たときに水引の魅力に引き込まれそうですよね。
お客様の声
和ごころ本舗さまに手渡しすることができたのですが、何よりうれしかったのが、開けた時の今にもわぁ!!!という声が聞こえてきそうなこの表情を目の前で見ることが出来てとっても幸せでした。嬉しさのあまりテンションが高くなってしまいました。
こんな素敵なものが出来上がるなんてびっくり!オーダーして本当によかった。ありがとう!和ごころ本舗でお教室やイベント開催するときには必ず持っていく!と嬉しいお声をいただきました。
Wrapper包み人おぐえしずかならではのラッピング
箱を開けた時の気持ちの高ぶりと、水引の上品さを演出するために落水紙という和紙を1枚入れました。
包装方法は、
タックを用いた合わせ包み。
タック部分は、クラフト紙・キューブ柄を使用。タックをよせると文様のようにみえるのもおもしろいですね。
水引アイテムの制作依頼、お待ちしております
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